20万円損した投資ビギナーが聞く、暗号資産で「買うべき2銘柄」と注意点
オススメの銘柄は時価総額の高いもの
最後に気になる銘柄選びのコツを聞きました。
「最初に投資対象にするなら例えば時価総額トップ5の中から選ぶことをオススメします。取引量が多く、値動きしやすいです。とはいえ、まだまだ発展途上の市場で、トップ5がコロコロ変わることもしばしば……。なので、さらに言うなら価格の安定している銘柄、ビットコインとイーサリアムを買うと精神的には安心できます。実際、私も今はその2つの銘柄しか買っていません。面白みがなくて申し訳ないですが……」
短期投資の場合はどうでしょうか?
「先ほどオススメしたその日で閉じてしまう投資法を前提にしますが、短期投資の場合はその銘柄が技術的に優れているなどはさておき、価格を元に判断すれば良いと思います。最低限、板で買えるものに絞ったほうが良いかと思いますが。過剰な動きをした銘柄を対象にすることになりますが、基準としては1日のうちに30~40%値動きした銘柄は狙い目なので、注意してみておくと良いでしょう」
暗号資産のメリット・デメリットを隠すことなく語ってくれた斎藤さん。その上で「ビットコインは2~3年以内に1000万円を超えるのではないか」と明るく話すその姿に、暗号資産のロマンを感じました。
<TEXT/日和下駄 bizSPA!投資部>
【斎藤 岳】
株式会社クリプタクト代表取締役 Co-CEO。2007年東京大学大学院卒業後、ゴールドマン・サックス証券入社。不動産投資から船舶投資まで様々な投資に携わり、法的整理含めた事業再生の案件も手掛ける。2010年5月、ゴールドマン・サックス・インベストメント・パートナーズへ異動。最大800億のポートフォリオの投資・運用を行う。19年2月起業し、現職。21年JCBA税制検討部会長に就任