bizSPA!

送料無料につられて散財…「ネットショッピング依存」になった25歳女性の嘆き

コラム

送料を無料にするために散財してしまう

通販 失敗

 西沢さんがネットショッピングで失敗したのはこれだけではありません。どうしても「得したい」という気持ちで前のめりになって、ついついやってしまうことがあるんだとか。

「送料無料に弱くて……(笑)。『〇〇円以上で送料無料』と見ると、その金額に達するまで買い物をしてしまうんです。食品は職場の友人と一緒に買ったり、長期保存の効く日用品は買いすぎてもストックしておけるのでいいのですが、洋服のオンラインショップだとそうもいかないですよね」

 無料サービスを受けるために、ついついそこまで欲しくない服までカートに入れてしまう悪循環にハマってしまい……。

「買い物依存症」の気もあるのかも

「『気に入らなかったら部屋着やパジャマにすればいいや』とその時は思うのですが、実際着てみると、デザインや着心地が気に入らなかったりで、結局いらなくなってしまいます。それで『今はいらないけど、いつか着ることもあるかも』と、どんどんクローゼット内に服が溜まっていき、今度はネットの古着販売の査定に出すんです。

 でも、たとえ新品でもかなり安い買取額なので、『ああ、買わなきゃ良かったのに』と思うことが多々。それでも『今回は気に入るかもしれない!』と思ってまたやっちゃうんですよね……。先月もボーナスが出たので、また思わず買ってしまって」

 のちのち後悔するのに散財がやめられない西沢さんは「買い物依存症」の気もあるのかもしれません。特にカード払いだと、出費を自覚しにくいこともあるので、あくまで必要なものだけ注文するように心がけたいところです。

<TEXT/内田mg イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

-[若者の「安物買いの銭失い」体験談]-

都内で営業事務をする20代OL。趣味は夜カフェ巡りだが、最近はコロナで自粛中

12

おすすめ記事