既婚男女の結婚前の交際人数「2人以上」が6割。経験してよかった事例も
交際経験があってよかった「ダメ男の見分けがついた」
続いて、結婚に至るまでに複数の方との交際経験があってよかったことについて、具体的に聞いてみた結果がこちらです。
【結婚に至るまで複数との交際経験があって良かったこと】
・今のパートナーと出会って、相手に合わせすぎて我慢していたことが分かった(30代/女性/会社員)
・自分の想像もつかない価値観の人と話して人生経験が増えた(30代/女性/会社員)
・以前お付き合いしていた子に浮気をされた。以降は優しさが何かを理解して異性と接することができた(30代/男性/会社員)
・相手との距離の取り方、接し方を学ぶことができた(40代/男性/会社員)
・ダメ男の見分けがついた(40代/女性/会社員)
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現在のパートナーと出会ってから、「過去の自分が相手に合わせすぎて無理していたこと」や「自分にはない考え方などを改めて知る良い機会になった」という意見が挙がりました。
また、異性の見分け方についても学ぶことができたという方もおり、恋愛経験を多く積んだからこそ、こういった気付きや学びを経て、現在のパートナーと出会い結婚まで至ることができたのかもしれません。
「結婚しない」という選択にもつながる
個人的にも、コンサルティングの観点からも、結婚前の交際経験は「自己理解」を深めるうえで、非常に重要であると考えています。結婚前の交際は、いわば「模擬結婚」とも言えるものです。その経験を通じて、そもそも、「結婚したい」と思えるか。
そして結婚して生活を共にしていくならばどんな相手が良いのか。どんな相手なら、心の安らぎを得ることができるのか。どんな相手なら、2人の違いを相互に理解し、シナジーを発揮することができるのか。そういったことを考えることが大切です。
その結果として、「結婚しない」という選択をして幸せな人生を歩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
現代は、結婚する・しないは自由であり、結婚しなくても幸せになれる時代です。だからこそ、あえて「結婚する」という道を選んだ方には、必ず幸せになって欲しい。それが私の切なる願いです。そのためには、まずは「自己理解」から始めましょう。
<TEXT/エン婚活エージェント株式会社代表取締役 間宮亮太>