TikTok発の21歳歌姫・清水美依紗、NY留学で「腰を抜かした」経験を語る
ディズニーのプリンセスをテーマにしたグローバルなプロジェクト「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」がスタートしています(2021年4月28日~2022年夏)。勇気と優しさをテーマに掲げ、特別なイベントなどを通して、今後も全国・世界中での施策を2022年夏までの長期にわたり開催する予定です。
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そのプロジェクトの日本版テーマソング「Starting Now ~新しい私へ」の歌唱アーティストを、21歳の新人・清水美依紗(しみずみいしゃ・@mEry97239295)さんが務め、彼女の歌声も収録した『アルティメット・プリンセス・セレブレーション・アルバム』も8月4日に発売されました。
生粋のディズニーファンである彼女が、歌うことの楽しさに目覚め、2020年春に投稿を始めた自身のTikTokをきっかけに日本版テーマソングを歌うことになるという、まさにシンデレラストーリー。
“好き”を仕事にするということ、そして同世代へ投げかけたいメッセージなどについて聞きました。
高校卒業後、ニューヨークへ
――高校卒業と同時にニューヨークへ音楽留学したそうですね。
清水美依紗(以下、清水):高校在学中から行くと決めていて、学校もあらかじめ決めていたニューヨーク・フィルム・アカデミー・ミュージカル・シアターに入学しました。
高校在学中に現地に行って先生たちともお話したのですが、ブロードウェイなど現役で活躍されている方々ばかりで、知識を学べる最適な学校だと思い、留学を決めました。
――それは実践的な教育内容ですね。
清水:学校ではオーディションそのものを再現する、オーディションテクニックという授業があったほどです。本当に実践でたくさん学べる学校でした。授業以外では、ブロードウェイに舞台を観に行くと同い年の子がプロとして出ていたりして、刺激をたくさん受けました。
ニューヨークで受けた刺激
――ニューヨークは、“アーティストの卵”とは言ってもかなりハイレベルな人が集まっていて、行くと委縮してしまう話をよく聞きますが。
清水:まさにそうでした(笑)。地下鉄や路上でライブをしているだけなのに、めちゃくちゃ上手い人が多いんです。ジャズ、ミュージカル、芸術やエンタメの街なので、いたるところに表現する人がいるんです。
道端に上手に絵を描いている人もいる。そういう意味では、学校や舞台以外の、外での刺激も多かったですね。
――自信をなくさないよう、2年間はどう乗り越えたのですか?
清水:まず、先生方が素晴らしかったです。生徒ひとりひとりの長所を認め、最大限に伸ばしていく教育をしてくださいました。ほかの子にできてわたしができないことは当たり前。「でも、できることがあれば、それを活かす最大限の努力をしなさい」と。これに救われました。
――たとえばどういう指導が?
清水:わたしは人見知りというかシャイなのですが、ある女の子を演じるときに、設定になくてもシャイな子のように演じてみるとか、自分のパーソナリティーを演技や表現に組み込むことで、それが個性になると言うんですね。そうすることで役の魅力も増すと。そこから自己表現がすごくできるようになりました。これは言われないと気が付かないですよね。