職場の「ハラスメント調査」は本当に信頼できる?理化学研究所で悪質な事例も
協力依頼にどのように対応すれば良いのか?
ハラスメント事案の当事者と親交がある場合、依頼協力が来たら、複雑な気持ちになることもあります。しかし、自分の意見をしっかり伝えて、正しい調査結果に繋げることが大切です。証言したいと思っていたことが質問されなかった場合、最後にまとめて伝えるのも方法のひとつです。もし自分も同じ行為者から被害に遭っている場合、この機会に自分の被害内容も伝えて良いか? または別の機会に伝えたほうが良いのかを担当者に確認するのが良いでしょう。
他にもハラスメント調査に関する大切なポイントを以下に列挙したいと思います。
【ハラスメント調査の時にやるべきこと】
・知っていることは正直に話す
・知らないことを質問されたら「知らない」と伝える
・思い出せないことを質問されたら「思い出せない」と伝える
・記憶が定かではない場合は「記憶が定かではない」と伝える
調査で証言するデメリットも…
【ハラスメント調査の時にやってはいけないこと】
・会話を録音
・虚偽の証言
・好き嫌いで当事者どちらかの肩を持つ証言
・当事者の言動を大げさに表現
【ハラスメント調査で証言するメリット】
・会社が実態を正しく把握することで再発防止策を検討できる、会社の成長に繋がる
・被害者が守られる
・行為者に厳重注意や懲戒処分になった場合、行為者に更生を促すきっかけになる
【調査で証言するデメリット】
・会社のハラスメント対策がしっかりしていない場合、証言したことが特定されて、「ジゴハラ」(ハラスメント調査終了後に行為者、被害者、関係者に向けられるパワハラやセクハラなど様々なハラスメント行為)の被害に遭う可能性がある