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イノセントすぎる「Mr.Children課長」と20代はどう付き合うべきか?<常見陽平>

学び

 この手の、一定のポジションにつきつつも、か弱く、かつ自分大好きなミスチル課長とどう付き合えばいいか。

 まさにミスチルの代表曲ではないが、『抱きしめたい』作戦が有効だ。こいつらを上司だと思ってはいけない。完璧であることを期待してはいけない。

 むしろ、部下である20代は上司を抱擁するかのような姿勢で、自分が優しい上司であるかのような態度で接するべきなのだ。この手の課長は突然、会社を休んだりする。何が起こっても変じゃないのだ。

 今のうちにサラリーマンとしての処世術を身につけるべきだ。それは「上司のマネジメント」である。上司のクセ、強み、弱みを理解しつつ、うまく操るのだ。

 混迷した環境に生きるミスチル課長は、あなたの助けを求めている。いま、会社の問題は若手社員ではなく管理職だ。彼らの進路は『Tomorrow never knows』なのだ。

 いやな思いをしないためにも、主導権を握るのだ。ミステルもひとつの手段ではあるが、その前に、上司をマネジメントするという大きな視点を身につけるのだ。そうすれば、サラリーマン生活はバラ色だ。

<TEXT/常見陽平>

働き方評論家。千葉商科大学国際教養学部准教授。1974年、北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。『社畜上等!――会社で楽しく生きるには』など著書多数
■Twitter:@yoheitsunemi

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