イノセントすぎる「Mr.Children課長」と20代はどう付き合うべきか?<常見陽平>
この手の、一定のポジションにつきつつも、か弱く、かつ自分大好きなミスチル課長とどう付き合えばいいか。
まさにミスチルの代表曲ではないが、『抱きしめたい』作戦が有効だ。こいつらを上司だと思ってはいけない。完璧であることを期待してはいけない。
むしろ、部下である20代は上司を抱擁するかのような姿勢で、自分が優しい上司であるかのような態度で接するべきなのだ。この手の課長は突然、会社を休んだりする。何が起こっても変じゃないのだ。
今のうちにサラリーマンとしての処世術を身につけるべきだ。それは「上司のマネジメント」である。上司のクセ、強み、弱みを理解しつつ、うまく操るのだ。
混迷した環境に生きるミスチル課長は、あなたの助けを求めている。いま、会社の問題は若手社員ではなく管理職だ。彼らの進路は『Tomorrow never knows』なのだ。
いやな思いをしないためにも、主導権を握るのだ。ミステルもひとつの手段ではあるが、その前に、上司をマネジメントするという大きな視点を身につけるのだ。そうすれば、サラリーマン生活はバラ色だ。
<TEXT/常見陽平>