今後はライブコマース機能がトレンドに

Natee代表の小島領剣さん。今まで2000件以上の広告制作実績があり、TikTokクリエイターのキャスティングも担当

――TikTokを活用したマーケティングにおける今後の展望を教えてください。

小島：ライブ配信とネットショップを掛け合わせた「ライブコマース」の活用が活発になると思います。中国の短尺動画アプリにはこの機能がは搭載されており、クリエイターが紹介する車や不動産が数千万円で売れているとのこと。近い将来、日本でもこのトレンドが来るのではないでしょうか。

　また、ほかのプラットフォームに比べて参入している業界がまだまだ限定的。なので、そういった業界の企業がいち早くTikTokを活用し、ユーザーに刺さるコンテンツをつくれば、サービスのリーチだけでなく、採用にもつながることも期待できます。

＜取材・文／橋本岬＞

【小島 領剣】
Natee代表取締役。早稲田大学国際教養学部卒。2016年にビズリーチに新卒入社し、新規事業のプロダクト開発にエンジニアとして携わる。ショートムービーの勃興と、個がメディアになり活躍する未来を強く信じ、同社を創業
Twitter：@ryoukenk