後輩の保護犬ボランティアを「偽善」と言い切った先輩に天罰「最低ですね…」
近年大きな問題となっているペット産業。むやみに繁殖をおこない、ペットを売る悪徳業者も多く、その犠牲になっているのが犬や猫などの動物たちです。今回は、そんな動物のボランティアをしている家庭に育った男性が「偽善」と言われて傷ついたエピソードをご紹介します。
保護犬活動をしていた実家
現在は一人暮らしをしている小阪晋太郎さん(仮名・28歳)は、実家で暮らしていた大学時代までたくさんの犬たちと触れ合ってきました。それは、両親が保護犬の預かりボランティアをしていたから。
「うちがやっていたのは保護された犬を一時的に預かり、里親さんが見つかるまでの間に人間に慣れさせたり、人と生活するルールを教えたりするボランティアです。とくに父が犬好きで、僕が小学校高学年になる頃からその活動をしていました。だから僕も何十匹という犬と過ごしてきて、動物が大好きなんです」
両親の活動に誇りを持ち、将来は自分でも犬と暮らしたいという夢を持っている小坂さん。しかし、職場でその夢を話したことによって、嫌な思いをしてしまうことになるのです。
先輩からの心無い言葉
小坂さんは、ある数人とランチをしている際、会話の流れで保護犬ボランティアの話や犬との暮らしを夢見ていることを話しました。同僚たちは興味津々で聞いてくれ、称賛してくれたのですが、ただ一人、心無い言葉で傷つけてくる人がいたのです。
「僕よりも3年先輩のDさんという男性が、『そんなもの偽善だろ』と言ったんです。ほかにも『金にもならないくだらない活動』とか色々言われて、初めて人を殴りたいと思うくらい怒りを感じましたし、両親まで否定されたようで、とても悲しかったです」
Dさんは部署の中でもとくに仕事ができる先輩で上司にも気に入られており、あまり口答えや反発ができない存在でもありました。Dさんはストレス発散のためなのか頻繁にターゲットを見つけて、いじめのようなことを繰り返していました。しかし、周囲は注意することができずにいたのです。
「この頃はまだ会社での飲み会とかも頻繁にあったのですが、そのときに酔ったDさんが『偽善家族の小坂くんです』と大声で言ったり、それからプライベートなことを話す同僚たちとのグループLINEでも、たびたびそういう発言をされてとても落ち込みました」