「人気俳優と知り合い」という嘘で会社を辞めるハメになった25歳の後悔
ついに真相を告白する事態に
「所属事務所さんに個人的に連絡しまして、しばらく連絡がなかったのですが、1週間くらいしてから企画部から呼び出しがありました。恐る恐る行きますと、〇〇さんの事務所から連絡があって、福山さんという方からも連絡があったと。しかし、御社の他の担当からも連絡が来ていると苦情のようなものがあったと言われたんです」
その後、会社にいられない状況にまでなってしまった福山さん。ついに……。
「企画部からは、『どうして本人と知り合いなのに事務所にこのような形で連絡したんですか?』と、私が先方に送った企画書を提示されながら言われました。私は、どうすることもできなくなり、知り合いというのは嘘だったことをその場で数人の前で告白し、謝罪しました」
白い目に耐えられず退社することに
会社内での評価はガタ落ちし、自主退社をすることになってしまいました。
「みんなが注目していたプロジェクトでもあったので、この問題は社内に一気に広がりました。そしてみんなが私を白い目のような感じで見るようになりました。有給を使って頻繁に休むようになり、ついには会社に行くのが怖くなってしまいました。やはり耐えられず2か月後、辞表を書いて会社を辞めました……」
福山さんのように、タレントさんを好きになるのはすごく素敵なことだと思います。しかし、いつの時代でも「入り込みすぎてしまう」人がいるのも事実です。ファンはファンでもちろん構いませんが、やはり嘘はいけませんし、度を超えてしまうと色々な問題が生まれてきてしまうもの。趣味は趣味で留めておくのが一番良いのかもしれませんね。
<取材・文/小川満鈴 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>
特集[隠しごとがバレて一悶着!]