アイドルオタクを隠していた男、部屋を見た彼女の一言でキレちゃった顛末
オタクなのがバレてしまうのが怖い
突然できた人生で最初の彼女。木村さんはどうやって愛を育んでいったのでしょうか。
「デートは逆に秋葉原とか中野とかは避けていました。正直、女性に対してどうしていいのかわからなかったし、オタクなのがバレてしまうのが怖くて。遊園地や映画館とか、いわゆる普通の若者っぽい感じです。
初めての彼女で舞い上がってしまっていたのと、この子とは運命だと思っていましたので、結婚も意識するようになっていました。今考えると付き合ってまだ半年くらいなのに……。そして、そんなある日、彼女が『大地さんの家に行ってみたい』と言ったんです」
思い切って本当の自分を曝け出すことに
「きっともしかすると彼女も結婚を意識していたのかもしれませんし、もっと深い仲を望んでくれていたのかもしれません。でも、家の中はまだアイドルグッズで埋まっていましたので悩みました」
しかし、木村さんは、「このチャンスを逃したくない!」と考え、理解してくれるだろうという方向に賭けをすることにしたのだそうです。
「ここでもし断ったら逆に何かおかしいとか思われてしまう気がしましたので、思いきって自分の趣味も理解してもらおう、なんなら、これをきっかけにオタ趣味もやめようか、とも考えていました」
そして訪れた運命の刻……。
「マンションの前に着いたとき、彼女は本当に嬉しそうでした。僕は色々な意味での緊張でそれどころではなかったのですが……。そして、部屋の電気をつけ、彼女が部屋の中を見渡した瞬間、10秒くらい固まっていましたね……」