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1500円で優雅な晩酌を。コンビニ惣菜と赤ワインの鉄板3パターンをソムリエが紹介

暮らし

2)ブリトー:見事なマッチ感

ワイン 惣菜

ブリトー濃厚ボロネーゼ

 赤ワインのフルボディな飲み口に「ブリトー濃厚ボロネーゼ」(248円)を合わせてみた。味わいの濃さや重さを合わせた一例だ。中はジューシーなソーセージが2本入っており、みじん切りした玉ねぎと牛ひき肉のボロネーゼのコクがしっかりと感じられる。

 小麦粉ベースのトルティーヤで挟むことによって全体的なボリューム感が増し、かつ味わい自体にもまろやかさがでてくる。ロシュ・マゼのカベルネ・ソーヴィニヨンの味わいも濃厚で飲みごたえがあるので、トルティーヤのような生地にお肉を挟んだボリューミーな料理に見事にマッチする

3)ビーフシチュー:素晴らしいペアリング

ワイン 惣菜

金のビーフシチュー

 ビーフシチューと赤ワインの組み合わせはわかりやすく、言わずもがなの王道ペアリングとも言える。「金のビーフシチュー」(397円)のデミグラスの濃い色味と深い色合いの赤ワインという「色味」を合わせた一例だ。

 コクのあるデミグラスのルーの旨みと赤ワインの濃厚な飲み口がマッチする。牛肉は柔らかく、舌触りも非常にまろやか。ロシュ・マゼのカベルネ・ソーヴィニヨンもボディははっきりあるもののタンニンはなめらかなので、食べた時の食感の柔らかさとも合わせられる。

 ロシュ・マゼとチーズとの相性はブリトーで実証済みなので、ビーフシチューにとろけるチーズをトッピングしても面白いだろう。肉はもちろんだが、ビーフシチューのルーをスプーンですくって、ルーを飲み込んだ後にワインを飲んでも素晴らしいペアリングだ

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 今回は赤ワインの重厚な飲み口としっかりした渋みに合わせて肉汁の甘みやデミグラスのコクといったボリューミーなおつまみをピックアップした。近所にセブンイレブンがあればすぐに実践できるので、食事とワインを合わせる楽しみをぜひ体感してみてほしい。

<TEXT/J.S.A認定ソムリエ 吉川大智>

40か国200都市の酒場を飲み歩いたJ.S.A認定ソムリエ。バーテンダー、ワインバーマネージャーを経て現在多数のメディアで記事を執筆するライターとして活動中。日光浴と散歩が日々の生きがい
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