1500円で優雅な晩酌を。コンビニ惣菜と赤ワインの鉄板3パターンをソムリエが紹介
1000円以下なのに本格的な赤ワイン
今回セレクトしたのは南フランスのカジュアルに楽しめる赤ワイン「ロシュ・マゼ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019」(987円、税込み。全て実勢価格)。カベルネ・ソーヴィニヨンは赤ワインを作る代表的なぶどう品種で、フランスを中心に、アメリカのカリフォルニアやオーストラリア、チリなど、世界中で栽培されている。
カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴としては、ブラックベリーやカシス、黒胡椒のアロマがある。味わいはフルボディで飲みごたえのある飲み口が特徴だ。もちろん生産地や醸造方法によって香りや飲み口は変わるが、ロシュ・マゼのカベルネ・ソーヴィニヨンは味わいがしっかりしていて、タンニン(渋み)もある。お肉料理やチーズを使った濃い味わいの料理と相性が良さそうだ。
渋みがしっかりあり、かつ飲んだ後に感じるほのかな甘みが印象的なので、「渋み」と「甘み」に合わせて惣菜をセレクトしてみよう。
1)牛ホルモン焼:意外に相性良し
ホルモンと言えばビールやハイボールのイメージが強いかもしれない。もちろんそれらの相性は言わずもがな最高なのだが、「脂の甘みがおいしい牛ホルモン焼」(289円)と合わせて、赤ワインとの相性の良さも実感していただきたい。
ホルモン自体は噛みごたえがあり、脂の甘みがしっかり感じられる。ホルモンを飲み込んだ後にも脂の風味は口中に残るが、その状態で赤ワインを飲むと、タンニン(渋み)がホルモンの脂とうまく調和してくれるのが分かるだろう。
また、ホルモンの味付けは甘辛くしてあるので、飲み込んだ後の甘みに合わせてつまめる一品だ。噛みごたえがあるので、ゆっくりと時間をかけてペアリングを楽しみたい人におすすめ。