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次に流行る外食チェーンは?400店を制覇した「1号店」マニアに聞く

暮らし

これからくるローカルチェーンは?

資さんうどん

資さんうどん本店

――ここ数年、静岡ローカルのハンバーグチェーン「さわやか」が人気です。それに続き、これから流行しそうなローカルチェーンはどこですか?

BUBBLE-B:福岡の「資さんうどん」ですね。コロナ禍に対しても冷凍のネット通販をすぐに始めたりして、ボストン・コンサルティング出身の佐藤社長の手腕が鮮やかなんですよ。SNSの扱いがまめです。社長自らツイッターをどんどん更新してて、新店舗情報が続々出てくるし、エゴサーチしててお客さんのツイートにも、ほぼ全部お礼ツイートを返してるんですよ。そして、コロナ禍なのに出店攻勢かけてて勢いがすごいです。

――他に、注目のローカルチェーンはありますか?

BUBBLE-B:丸亀製麺を運営するトリドールっていう会社がはじめた「天ぷら まきの」ですね。ここは、福岡の天ぷらの名店「ひらお」に感動した店舗開発の方が作ったチェーン店で、美味しくて安いを実現してますね。丸亀製麺で培った、工場を持たずに店舗で作るチェーン店というノウハウを生かした店づくりになってます。

フードコートに5店舗入れるなら…

ラッキーピエロベイエリア本店

ラッキーピエロ ベイエリア本店

――将来の野望はありますか。時間とお金が無限にあったら何をしたいですか?

BUBBLE-B:チェーン店だけの食フェスを開催したいですね。ローカルチェーン店が代々木公園に一堂に会して、東京にいながら函館の「ラッキーピエロ」と福岡の「牧のうどん」を一気に味わえるみたいな。

――例えば、5店舗入るフードコートのプロデュースを任されたとしたら、何を入れますか?

BUBBLE-B:東京に作るとしたら、「ラッキーピエロ」と「牧のうどん」は確定です。あと「キングタコス」っていう沖縄のタコライス専門店と「テンホウ」ですかね。長野県南部にしかない中華チェーンで、餃子と坦々麺が独特な味わいのなんですよ。もうひとつは、岩手県北上にある蕎麦チェーンの「南部屋敷」は東京にもないですし、うまいし安いし最高なので入れたいですね。

――この記事をきっかけに、1号店に興味を持った方に伝えたいことはありますか?

BUBBLE-B:チェーン店を、旅の目的やひとつの旅のきっかけにすると、面白いですよ!

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「ここでいいか」と、低く見られがちなチェーン店。しかし1号店を巡り、その思いと歴史に触れた専門家に話を伺うと、どの店にも個性と情熱が充満していることが伝わってきました。これを読んだら、今日以降の食事はチェーン店だとしても、これまでより意味のある1食になることでしょう。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【BUBBLE-B】
飲食チェーン店トラベラー、PRプランナー、ミュージシャン。全国各地で音楽活動をする傍ら、全国各地の食を楽しむ外食好き、旅好き
ブログ:本店の旅
Twitter:@BUBBLE_B

Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も
Twitter:@Mr_tsubaking

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