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芸能人を気取る女友達がイタい…「週刊誌に狙われてる」ワケないだろ〜!

コラム

 石を投げれば芸能人にあたる……とは大げさですが、売れているかどうかを度外視すれば、世の中に芸能人という職業を名乗る人は相当な数がいる気がします。

撮影風景

画像はイメージです(以下同じ)

「自分から『私、芸能やってるんで』と自己紹介するのって寒くないですか……」と、苦笑いするのは、都内の某企業に勤める伊東彩海さん(仮名・26歳)。なんでも彼女の旧友がヤバすぎるとのことのです。

体育の授業は毎回見学

「弱小事務所に入っている自称タレント・女優のA子なんですが、とにかく勘違いが激しくて痛い子なんです」

 A子さんは中学生の頃から芸能活動を始めたそうです。

「本人が興味なくても、親に言われて劇団に入ったり、アクターズスクールに通ったりする子は何人かいましたね。その中でもA子は群を抜いて意識が高かったと思います。教室で誰かが写真を撮ろうとするものなら『盗み撮りされてるんじゃないのか』と警戒……謎のプロ意識が働いていました。

 おまけに体育の授業は『怪我をしたくない、日焼けしたくない』を理由に毎回見学。教師に怒られたら『いつ大きな撮影が入るか分からないのに、怪我したらどうするんですか』と逆ギレ。教師も『勝手にしろ』と呆れていました」

 自分なりに万全の体制を整えていたようですが、その努力と裏腹に芸能活動は芳しくなかったといいます。

「せいぜいエキストラ程度の仕事なんです。『2時間ドラマに出るよ』って言うから、みんな楽しみにしてたのに、目をこらして見ても、いつどこでA子が出ていたのかもわからなかったんです(苦笑)」

グループLINEへの参加を拒否

合コン

 高校を卒業し、芸能活動1本になってからは、残念なことにさらに勘違いが加速したそうです。

「私は大学に進学したんですが、ヒマそうにしていた彼女を飲み会に呼んだんです。そこで、真偽不明の自慢話が出るわ、出るわ……。大御所芸人と共演したとか、有名女優とよく飲み会してるとか。出す名前が大物すぎてピンと来ず、イマイチ盛り上がリませんでした」

 そして、飲み会の終盤で全員のグループLINEを作ることになった時にA子さんは「すみません、一般の方との交換はちょっと……」と断ったといいます。

「連れて行った私が恥ずかしくなりました。彼女は先に帰ったんですが、周りは『さすがに勘違いしすぎじゃない?』と、苦笑いを通り越して、爆笑していました。黙っていれば、キレイなほうなのにキャラが強烈すぎて毎回引かれちゃうんです」

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