“自分の権利ばかり”主張する同期社員にLINEで喝「仕事をサボるな!」
傷つけられた?と周囲に言いふらす
五十嵐さんはKさんに対し、評価されないのは女性だからではなく、「仕事をサボっている上に同じようなミスを繰り返す」、そして「後輩に仕事を押し付けていること」などが原因だとはっきり伝えました。
「僕もちょっと感情的になっていたので言い方が悪い部分はあったと思うんですが、もちろんKさんは怒りますよね。それで他の同期たちに、僕に傷つけられたと、まるで悲劇のヒロインのように触れ回っていたようなんです」
しかし、同期たちは五十嵐さんと同じように、これまでの言動からKさんをあまり信用していませんでした。五十嵐さんに事の顛末を確認し、そのうえでまっとうな主張を言っているとかばってくれたのです。
自分の主張ばかりした結果
結局、同期の誰にもかばってもらえなかったKさんは、その後先輩や後輩に対しても五十嵐さんのことを愚痴っていたそう。しかし、やはりKさんの味方になってくれる人はおらず、先輩社員からはさらに叱られてしまいました。
「最終的には居づらくなったのか、自主退職していきました。でも彼女は最後まで『女性に優しくない』『私は悪くない』という主張ばかりで、自分のことを省みる様子はありませんでした」
ミスが多くサボってばかり、そして面倒な仕事を人に押し付けてばかりいたKさんがいなくなっても、困る人はだれもいません。むしろ仕事がしやすくなったと安堵する声も多く、五十嵐さんは自分の発言が間違っていなかったと再認識できたのです。
どこにいても、権利を主張するのは大切なことですが、それに見合う行動ができているのかをしっかりと考えたいものです。
<TEXT/つる>
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