700万円スマホゲームに課金した会社員の後悔「妻の浮気がきっかけでした」
現在は課金せずに遊んでいる
――ちなみに、今もまだゲームに課金したりしているのですか?
山下:いえ、ゲームはそのまま好きでやっているのですが、PS5が運良く買えましたので課金はせずに遊んでいます。あらかじめ時間を決めて仕事と両立しています。今では逆に本当にいい勉強になったと思っているんです。人間って自分の人生がうまくいっていないと、どこかに逃げ場を探してしまう生き物なんだと思います。それに気がつかせてくれたことに感謝しています。
――最後に読者の中にも、要因は別としてスマホゲームにハマりすぎてしまっている人がいるかと思います。経験者としてアドバイスはございますでしょうか?
山下:現実から逃げても仕方ないというのはあると思います。嘘をついてしまうとその嘘を守るためにまた嘘をつかなくてはいけなくなりますよね。それと同じく、バーチャルの自分は本当の自分を救ってはくれないということでしょうか。もちろん一時の気晴らしとしてのゲームは良いと思います!
=====
自らのしくじり体験を語り終えたあと、一呼吸置いて、「少しでも誰かのお力になれれば嬉しいです」とつぶやいた山下さん。入口は無料のゲームでも射幸性を煽る仕組みに負け、ついつい課金してしまうこともあるかもしれませんが、あくまでも「ご利用は計画的に」。
<取材・文/小川満鈴>