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毎月160万円もの不労所得が…「廃墟不動産投資」達人に聞く、ノウハウと極意

コラム

廃墟不動産は地方が狙い目。安く買って数年後に売却

 2018年に総務省統計局が発表した住宅・土地統計調査では、空き家率が低い都道府県上位には埼玉、東京、神奈川と首都圏が並ぶ。廃墟不動産投資を行うなら地方のほうがパイが大きいのは明白だが、人口減による需要の少なさを懸念する人も多いだろう。

 しかし、「地方は買い手がいないはウソ。むしろ、『安く買う・高く売る』という勝利の方程式が組みやすい」と話すのは、元大手総合不動産会社勤続17年の個人投資家・黒崎裕之氏だ。

「都会と違って、地方だと廃墟は本当に安い。検索サイトのアットホームなどで安い順にソートすれば100万〜300万円の戸建てが大量に出てくるので、現金をためて一括購入しましょう。ポツンと一軒家は別として、地域の相場より賃料設定が安ければ、引く手あまたです」

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廃墟不動産投資

※画像はイメージです

 黒崎氏が手がける物件は利回り30%超も多く、早期で元が取れる計算だ。特徴的なのが、自ら物件の修繕を行っているという点。

「外壁の塗装や雨漏り修理、家の傾きなど、プロの手を借りないと難しい物件さえ避ければ、素人でも比較的取り組みやすいはずです。工事会社を利用したときと比べて、リフォーム費用も2分の1〜3分の1以下に抑えられます。特に内装をリフォームしておくと、借り手が見つかりやすくなります。

 なかでも目につきやすい部分が“壁”。安い物件は砂壁になっていることが多いので、シーラーを塗って壁を固め、汚れが目立ちにくい艶なしのベージュが入った白のペンキを塗ったり、クロスを貼るなどしてカバーしましょう。思い切って切る・貼る・塗る・隠す程度のリフォームで済ませることがポイントです。

 ただ、水回りだけはしっかり修繕することが大切。プロパンガス業者に依頼すると、総額5万円前後でバスタブ入れ替えや水栓交換などを行ってくれることが多いです。長くとも10日間ほど修繕を行えば、十分に人が住めるレベルになるはずです」

 また、購入した物件を定期的に売却し、利確を行うのも黒崎流。

「特に目につきやすい床、天井、壁、水回り、畳、襖をリフォームしておけば、リフォーム代に50万円ほど要したとしても、200万円で買った物件が倍額の500万円で売れることもよくあります。なお、個人の場合は税金の関係から、5年をメドに売却するのが望ましいですね」

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