先輩の「何が食べたいんだ?」に頭真っ白!よしもと芸人が語る“後輩飯の悩み”
ぼく、瑞兆食べたいです!
二郎系のラーメンは好きだけど、もう僕は瑞兆の口になってしまっている。なんだか雨が強くなって来た気がする。二郎系の店に着くと入口に本日定休日の文字が書かれていた。
中村さん「やってねーのかよー! どうすっか〜」
ん? これはもしかして、瑞兆復活チャンスじゃないか? よし!!!
僕「中村さ〜ん! ハァハァ……ぼく瑞兆食べたいです!」
中村さん「何言ってんだ! あきらめんな! もう1軒、二郎系の店あるから! 無理すんな! 行くぞ!」
中村さんはクルッと向きを変えて今来た道の真逆にある少し遠目の二郎系の店に歩き出した。僕が適当に麺が食べたい! とか言ったばっかりに…。
ドンドン強くなる雨の中、本当は瑞兆のかつ丼を食べたい2人で二郎系の店に辿り着いた。
中村さん「よーし! 何でも好きなもん食えよ!」
僕「ありがとうございます!」
券売機をいくら見渡しても、かつ丼の文字は見つからない。瑞兆のかつ丼を食べたかった2人で大きなラーメンを啜る。
あの時、僕が「中村さん! すいません! 適当こいて麺がいいって言いました! 本当は瑞兆のかつ丼の事考えたら、かつ丼が食べたくなりました!」って正直に言えてたら、どうなっていたんだろう。答えはまだ分からない。だけど1つ、言える事がある。
ラーメンめっちゃ美味かった。
ゆったり感中村さん、ごちそうさまでした!
【今回の学び】
先輩とご飯行く時は、自分が何が食べたいのか考えておこう!
<文・写真/ライター「そいつどいつ」市川刺身>