副業がうまくいかない人の3つの特徴。「稼げそう」では続かない
特徴②「自分の強みに沿ってない」副業を選んでいる
仮に、「やりたいこと」で副業をスタートしようとしても、それが自分の「強み」に沿ったものでないと、副業で大きく成功するのは難しくなります。
例えば、あなたのやりたいことが、「恋愛相談に乗る」だったとしましょう。恋愛相談を「相談系副業としてやってみよう!」と思い立って、いざ恋愛コーチとして副業をスタートしたとします。
しかし、もし自身がパートナーシップで失敗していたり、離婚協定の真っ最中だったり、過去の人間関係から立ち直れていない状態だとしたら、どうでしょうか? それでは、説得力がない恋愛コーチになってしまいます。
その一方で、過去の失敗や経験から学んだことや克服してきた過程をベースにしたサービスを提供することがプラスに作用することもあります。
「こういうときはこうしたらいい」、「私の過去の経験から、こういうことが言える」といったように、話に奥行きが出て、説得力を増すことができるので、ネガティブなことが必ずしも悪い訳ではありません。むしろ、それが「強み」になって、ライバルたちよりも有利な立場になることもあり得ます。
ただ、一般には「自分が太っているのにダイエットコーチ」「自分が投資していないのに投資のコンサル」など、全く経験がない分野や、強みとは言えない分野で副業をスタートするのは難しいでしょう。
特徴③ 社会性がない
副業として、「やりたいこと」を選び、さらに「自分の強み」に沿ったことを選んだとしても、それが市場に受け入れられる「社会性」を持ったものでなければこれも成功しません。では、社会性がある、とはどういうことでしょうか?
例えば、あなたがゲーム好きで、ほかの人よりも上手だとします。「やりたいこと」はゲーム。「自分の強み」もゲーム。有名オンラインゲームでも常に上位ランキング入りするほど上手だ、としましょう。さあ、これだけで「副業」になるでしょうか?
なりませんよね。どんなに上位ランキングに入るほど上手なのだとしても、それをお客様に提供できる形に変える力がないと、副業としては成り立ちません。
ゲームの例でいうならば、自分がゲームをしている様子を動画にして配信して広告収入をえるとか、ゲームの攻略法を教える有料ブログを書くとか、世の中の人が見たがるもの、欲しがるものに変換する能力が必要になるのです。
世の中の人が「欲しい」と言ってくれること、これが「社会性がある」ということです。副業者へのアンケート調査でも「コロナ禍で収入が減ったので副業を始めた」という方がいましたが、とにかく収入、収入と思いつめて「儲かりそう」なものばかりに手を出しても、うまくいかない、あるいは軌道に乗るまでに時間がかかってしまいます。
やはり、「やりたいこと」「自分の強み」に沿っていること、そして「お客様が欲しいと思うサービスを提供すること」、つまり社会性があるものを提供していること。これがないと、単に「好きなことをやっているだけの、独りよがりの趣味」になってしまいます。