スマホのギガ不足を解除する“デュアルSIM”、ahamoと楽天で試してみた
デュアルSIMでデータ通信をするとどうなる?
楽天モバイルを副回線に設定した状態で、10分ほど動画を視聴してみた。スクリーンショット画像の左が主回線として使っているahamoの、右が楽天モバイルのデータ使用量だ。
10分経過後の数字を見ると、ahamoのデータ使用量には変化がなく、楽天回線のデータ使用量が増加。楽天回線を使って動画を見ていたことがわかる。
月末だけオンにして、お得プランを有効活用
楽天回線を使う必要がないときは「副回線」をオフにすれば、データ通信もahamo回線で行われるようになる。
ahamoのデータ残量に余裕があるうちはahamoだけで利用し、月末に残量が心許なくなってきたときに副回線をオンにして楽天モバイルを併用するのが賢明な使い方だろう。楽天モバイルのプランは1GBまでは0円なので、ahamoだけで済んだ場合は楽天の料金はかからない。
また、ahamoの20GBを使い切ってしまった場合に、ahamoでデータを追加購入すると1GBあたり550円かかる。一方で、楽天モバイルなら3GBまでは1078円なので、1GBあたり約360円と割安だ。
さらに、ahamoで4GB追加購入すると2200円となり、楽天の20GBまでの金額を上回る。つまり、いずれの場合も楽天を利用するのがお得ということになる。
もちろん、デュアルSIMはahamoと楽天モバイル以外の組みあわせでも使うことができる。自宅が楽天モバイルのエリア外なら、IIJmioのeSIMなど、格安SIMのプランを活用するのもアリだろう。
選択肢が豊富になった今だからこそ、少しでもお得にスマホを使う体制を整えたい。
<TEXT/酒井麻里子>
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