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今の職場が不安だったら…5万円から始める「週末起業」のすすめ

学び

 そのときのミソは、なるべく初期投資をせずに手弁当でできる範囲から始めること。例えば、あなたが毎朝飲んでいるオリジナルレシピの美味しいスムージーがあるとします。

スムージー 店員

 家族や友達にも評判が良いし、これを売り出したら絶対売れる! という確信があったとします。栄養バランスも取れたこのスムージーを丸の内で女性たちに販売すれば、ヒット間違いなし! というイメージもできています。

まずは5万円で「週末起業」を始めよう

 ただ、ここで懸念されるのは、お金と時間の問題。店舗を出すには敷金、家賃など多大な費用がかかりますし、会社員として働きながら開店準備をするのは時間がありません。

 しかし、この段階で出店準備をする必要などまだないのです。

 まずはシェアスペースなどレンタルできる場所をインターネットで見つけて、1日単位で借りる(数時間でも良い)。そして、SNSを使って宣伝したり、簡単なチラシを作成して街中で配ってみましょう。

 ここまでなら、5万円あれば可能な範囲です。それで、どのくらいの反応があるか、本当に丸の内でいいのか、ターゲットはあっているのか、など検証しながら徐々に拡大していくのです。

 いきなり店舗を構えたりしなくても、5万円あれば自分が思いついたアイディアを試していくことは可能ですし、この事業は続けていけそうか? をスピーディに判断することができます。

 今回はここまで。次回は、事業の合格ラインの売上金額を判断する基準についてお話します。

<TEXT/秋沢祟夫>

1981年生まれ。株式会社ニット代表取締役。2015年3月にチーム制オンラインアシスタントサービス「HELP YOU」を開始。現在約400名のアシスタントのマネジメントを行う

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