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整形してイケメンになった同級生と絶縁状態に…20代女子が悔やむ“一言”

コラム

女子に囲まれたAさんに対して口が滑り…

 翌日の同窓会は案の定、Aさんの変身ぶりに女子の食いつきがとんでもなかったんだとか……。

「あまりの変貌ぶりに、乾杯前からAだと認識していないままわらわらと女子たちが集まっていました。『今何の仕事してるの?』『彼女はいる?』『どこに住んでるの?』と矢継ぎ早に質問。Aはモテた経験がないから、ちょっと嬉しそうというかマンザラでもなさそうな様子でした(笑)」

 終始ちやほやされていたAさんに、とある女子が「どの病院でいじったか教えて!」と彼が整形をしている前提での質問をぶっ込んでしまいます。

「その子は水商売をやっているぶっちゃけキャラ。冗談半分で悪気なく聞いたんだと思うんですが、それに対して私はつい口が滑って『やっぱバレるよな! やせただけじゃそこまで変わらないよな!』とヤジってしまったんです……」

 すると、前日飲んでたメンバーも酔いが手伝って徐々にAさんを茶化しはじめました。

その場のノリでAさんの整形を女子にバラしてしまい…

同窓会

「変な空気になり、Aも微妙な顔をしつつも整形を認めてました。その場はなんとか収まり、宴もたけなわ。ほどなくして始まった二次会の会場に着くと、なぜかAの姿は見えず……。心配になってLINEをしてみると『お前ら最低だな』との返信が……

 実は整形をバラされたのが相当嫌だったらしくて……。仲良いメンバーだからカミングアウトしたけど、まさか同窓会の場で皆に言われるとは思わなかったみたいで……。悪いことしてしまったと反省しました。せっかくイケメンになったんだから整形だろうと良いかなと思ったんですけど、本人的には違ったみたいです」

「まさかあの場の一言でここまで距離が出来てしまうとは思いませんでした」と話す相田さん。LINEの返信はあるものの、会うまでには至らず、直接お詫びする機会すら与えてもらえないそうです。

<TEXT/吉沢さりぃ イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。『日刊SPA!』『BLOGOS』などで執筆。趣味は飲酒
Twitter:@sally_y0720

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