年収700万円の“元ひきこもり”が語る「就活を早々に諦めた」理由
収入の大半を資産運用に回して将来に備える
「この業界はコロナ禍で逆に需要が増えたと言われていますし、それに同年代で年収800万円以上の方は結構いるんですよ。そういうのもあって自分が高給取りっていう意識はないですね。
SE自体は35歳定年って言われている業界。最近は40代でも続ける人が増えていますが、この仕事だけで老後まで逃げ切るのは難しい。そう考えると、将来は厳しそうじゃないですか。だから、今はそれに備えて極力無駄遣いを控え、収入の多くは資産運用に回しています」
そんな不安を明かしますが、5年半のひきこもり経験がありながら社会人として人より多い収入を得ているのは立派。自分が進もうとする道を見定めるのも、それに必要な資格を取得するのも言うほど簡単なことではありません。
少なくとも彼にとっては資格を手に入れることが自信を持つきっかけになったようです。
<取材・文/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>