実働ゼロでも月1万円の収入 「空きスペース貸すだけ」副業を記者がやってみた
新型コロナウイルスは給与までも蝕み、在宅勤務導入により「残業代」が消えた家庭も……。収入の補塡は必須だが、外出は自粛したいところ。そこでステイホームを維持しながら稼げる最新の副収入をリサーチ&実践した。
空いたスペース貸せば勝手にお金が入ってくる!
所有する部屋や車を個人間でシェアできる「シェアリングエコノミー」に提供するのも在宅副業のひとつの手。そんななか、注目を集めるのが個人の空き部屋を貸倉庫代わりに貸すことのできる「モノオク」だ。
登録は無料で、部屋の写真と概要を入力するだけ。住所を入力すると推奨料金が提示され、神奈川県の郊外で築35年の一軒家を持つ記者が試したところ、サイト側が提示した推奨値段設定は1畳3000円。これは世田谷区のおよそ半額だ。
数日後、都内在住の男性から「レコードを預かってほしい」と問い合わせがきた。「長期保管なら都心よりも割安」という理由で選んだという。後日、段ボール箱6箱分の荷物を宅配便で受け取り自宅管理。今後、契約期間中は何もせずとも手数料を差し引いた2740円が毎月振り込まれる。
使っていない駐車場をシェアして月7000円
調子に乗った記者はさらに空き駐車場をシェアできる「アキッパ」にも登録。本来、付近の駐車料金は8時間400円程度なのだが、サイト側からの推奨値段設定は800円。たまたま記者の自宅が観光施設に隣接しているため、立地の良さが価格に反映される仕組みのようだ。
そこで1日料金を平日800円・休日1000円と設定したところ、無事に土日を中心に稼働し、月7000円の収益に! 駐車場も空き部屋も看板を掲げる労力もなく、実働ゼロで計1万円近くを生み出した。
今後はさらに空きスペースを増やし、愛車をカーシェアサービスに登録する予定だ。在宅のまま月3万円を稼ぐ日は近い?
シェアリングエコノミーサービス一覧
【モノオク】
「トランクルームより安く荷物を預けたい人」と「空きスペースで荷物を預かりたい人」を繋ぐ。荷物受け取りは配送・対面を選べる
【akippa(アキッパ)】
個人宅の車庫・空き地などの空きスペースをネット予約で駐車場として貸し出せるサービス。非対面でのやり取りが可能
【Anyca(エニカ)】
勤務中など使わない時間に愛車をレンタカーとして個人間で貸し借りできるサービス。予約はネットで貸し出し・返却は対面
<取材・文/週刊SPA!編集部>