手軽にファーミングできるサービスを使うのもアリ

　ファーミングの手続きには英語や専門用語が飛び交う。ド素人には難しいのもネックだ。

「大手取引所のバイナンスに少額でも手軽にファーミングできるサービスがあります。利回りは落ちますが、それでも年5％、10％は出る。ガチホするつもりの仮想通貨があるなら、取引所に預けっぱなしにするのではなく、こうしたサービスを使うのもアリですね」（ポイン氏）

　あるいはDeFi系の仮想通貨の値上がりに期待するのもいい。

「ネクスト・イーサリアムとして期待されるポルカドットは一時、時価総額3位に浮上。イーサリアムを丸パクリしたバイナンスのDeFiプラットフォームも利用者が急増中で、パンケーキというDEXは私もファーミングに利用しました」（同）

　NFTやDeFiといった革新的な技術が今の仮想通貨バブルを牽引していることは、まだそこまで知られていない。先手を打って投資するなら、大衆が気づいていない今だ。

注目のNFT&DeFiトークン

【Flow】（種類：NFT　価格：3216円）
NBA「トップショット」を発行するDapper Labsのトークン。ブロックチェーンゲームの草分け「クリプトキティーズ」も同社製でNFTバブルの本命

【チリーズ】（種類：NFT　価格：56円）
有名スポーツチームとともにスポーツ系NFTプロジェクトを推進。提携するFCバルセロナやACミランなどのサポーター向けトークンを発行する

【エンジンコイン】（種類：NFT　価格：253円）
ゲーム系NFTの基盤を目指す。世界的な人気タイトル「マインクラフト」と提携。今年国内のコインチェック、GMOコインに上場し価格が急騰した

【ポルカドット】（種類：DeFi　価格：3431円）
イーサリアム創業者の一人が開発。「ネクスト・イーサリアム」としてDeFiのプラットフォームとなる期待も集まり時価総額は全仮想通貨中6位に

・PancakeSwap（種類：DeFi　現在価格：1507円）
分散型取引所Pancakeで「パンケーキを焼く」（ファーミング）報酬として付与されるトークン。取引所での購入可能。バブル続行なら値上がりも

※価格は3月26日時点

＜取材・文／高城 泰（ミドルマン）　図版／ミューズグラフィック＞

【カナゴールド】
NFTエキスパート。東証や仮想通貨取引所大手bitFlyerなどを経て独立。現在はDeFiやNFTトークンのトレードをメインとする。ツイッターは@hereisyourbtg

【ポイン】
個人投資家。仮想通貨投資で成功し億り人に。仮想通貨関連のSNSやオフ会でも積極的に活動。著書『仮想通貨1年生の教科書』