明石家さんまとの共演で衝撃。“相棒俳優”山西惇が語る、人生の分岐点「天才ってこの人のこと」
「やって後悔」は本当に正しい?
――おもしろいです! 観客側からすると、対極の存在にも思えるおふたりなので。
山西:でしょ(笑)? だけど、やっぱりお話になることが、どこかでちゃんと繋がっているんですよ。
――では最後に、自分の進路や将来に迷っているビジネスマン、ビジネスウーマンに向けて、山西さんからアドバイスをいただけますか。
山西:おお、難しい(笑)。よく「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」っていいますけど、最近、ちょっと疑いを持ち始めてるんですよね(笑)。
いや、僕自身、ずっと「やらずに後悔よりやって後悔」をポリシーにしてきたはずなのに。いやいや、でもね、若い時はやっぱりやったほうがいいです! 失敗もそんなに恐れなくていい。うん、とりあえず、やってみましょう。
<取材・文・撮影/上村由紀子>
【山西 惇】
京都府出身。1981年、劇団「そとばこまち」を経て、舞台、映像で幅広く活躍。近年はドラマ「相棒」シリーズの角田課長役や、バラエティ番組でお茶の間でもお馴染みとなる。近年の主な舞台に『生きる』『七転抜刀!戸塚宿』『相対的浮世絵』『木の上の軍隊』ほか。2021年9〜10月にこまつ座『雨』に出演予定。第27回読売演劇大賞優秀男優賞受賞