ヤマハとアイリスオーヤマ社員の口コミ

　イメージがつかみやすいよう、「法令順守意識」観点で評価が高い企業のコメントと、口コミ数上位の中で「法令順守意識」観点が低めの企業のコメントをご紹介します。最下位が2社ありましたが、扱う商材が一般的により認知されているアイリスオーヤマのコメントに絞ってご紹介します。

【平均評価が高め：ヤマハ社員の口コミ】
人を大事にし、会社全体でコンプライアンス意識が強い文化。ルールがしっかりと決められている点も多く、人によっては窮屈さを感じるかもしれない。また、お互いを思いやる事の出来る人も多く、従業員同士がとても良い関係を構築しながら仕事が出来ていると感じる。但し、事業特性ごとに雰囲気も違うため、ドライな文化と感じる所もたまにある。社員は会社を愛している人が多く、自社製品に誇りを持っている（管理部門、在籍20年以上、男性）。

【平均評価が低め：アイリスオーヤマ社員の口コミ】
　町工場からスタートしているため、何でもやります、出来ます、頑張ります、という精神が根底にあります。新商品の開発スピードが異常に早く、走りながら考える、というやり方が社内で共通してあり、少しでも止まると怠慢のように扱われます。管理職に昇格すると、富士山の麓の管理者養成学校に行くという決まりがあります。
　2週間ほど軍隊のような精神的トレーニングを受けなくてはなりません。そこで管理職として精神的に叩き直されます。管理者養成学校を卒業しても、休みはなくすぐに仕事を再開し、全国の社員の前で声をからして決意表明を叫びます（事務、在籍10～15年、女性）。

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　これらのコメントからうかがえるのは、会社の雰囲気と法令順守意識の強弱はある程度連動しているということです。

　法令順守意識が強い場合、ルールが明確に決められている傾向があり、「やりづらさ」を感じる可能性もありそうです。一方、最近の世論では体育会系文化が否定的に受け取られがちですが、この体育会系の「まずやってみる」「やり続ける」という方法論は成果を出すには一定の効果があります。

　また、私自身の経験からいっても、仕事は先に「まずやってる」ことによって身につく面もあり、全面的に悪いわけではありません。結局はその企業と自分とが合うかどうかがすべてなので、中立的に見ることをお勧めします。

待遇面の満足度が高い、ナイキジャパン

※画像はナイキジャパン公式サイトより

　続いて、「待遇面の満足度」について、スコアが高い順に企業を並び替えました。

【待遇面の満足度ランキング】
1位：株式会社ナイキジャパン
2位：株式会社シマノ
3位：富士通コワーコ株式会社
4位：ヤマハ株式会社
5位：田村駒株式会社
6位：コクヨ株式会社
7位：三菱鉛筆株式会社
8位：株式会社門井佛具店
9位：株式会社キングジム
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圏外：株式会社大塚家具（2.0）
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　ランキングの顔ぶれが大きく変わりました。「待遇面の満足度」ランキング1位企業のナイキジャパンは、スニーカーやスポーツウェアなどを扱う多国籍企業「ナイキ」の日本拠点です。

　口コミ数上位の企業のランクイン状況は、ヤマハの1社のみでした。続いて、ニトリが29位につけている以外は、口コミ数上位の企業はランキング圏外でした。なお、口コミ数上位の企業の中で「待遇面の満足度」スコアが最も低かったのは大塚家具で、スコアは2.0でした。