「吐きながらカメラを回した…」若手イケメンADが経験した過酷な現場
身体と心がついていけなくて退職へ
ディレクターとして現場を任される機会が増えるも、責任と忙しさは日に日に増すばかり。体力や精神力には自信があった高橋さんですが、ある日急に身体が言うことを聞かなくなり、ベッドから起き上がることすらできなくなってしまったそうです。ついには退職を決意し、5年間務めたテレビ局を離れました。
「もう、あんなに無理な働き方はしたくないですね。でも、やっぱりテレビは大好きなので、いつかまたやりたいと思ってしまうかもしれません。激務だけど、楽しかったのは確かなので、体力と精神力さえ続けばもっと挑戦したかった気持ちはあります」
志半ばで諦めざるをえなかったことを、少し寂しげに語る高橋さん。現在は求職中だそうで、なぜか探偵事務所への転職を視野に入れているそうです。
<TEXT/渡辺ありさ イラスト/デザイア恵利>