先延ばしにサヨナラするための「行動イノベーション」の極意
新年がはじまったと思ったら、あっという間に時間が過ぎようとしています。コツコツ淡々と行動を重ねて、夢や目標実現に近づいている人がいる一方で、今ひとつペースを掴めないまま立ち止まっている人もいるかと思います。
ところで、年初に立てた目標の実現に向けて、行動していますか? 調子が良くてもそうでなくても、今年の目標をあきらめたり、がっかりしたりするのは早すぎます。まだ今年の目標を立てていない人は、今このタイミングで理想の人生・理想の働き方をもう一度描き直し、目標を立ててしまいましょう。
目標を立てて成果を出すコツ
そして、すでに今年の目標を立てたという人も、どうかそれだけで安心しないでください。意外に多いのが「目標の立てっぱなし」です。今回は、目標実現を専門とするメンタルコーチである私が「いいアイデアはある」「やりたいことがある」という人に、今すぐ成果を出すコツをお伝えしたいと思います。
行きたい方向がはっきりしているときは、あとは実際に行動しさえすればいいわけです。目標設定と行動は1セットです。目標を設定して行動するから、実現するわけです。だから私は「今すぐ行動に着手してください」と、多くの人にアドバイスしてきました。
でも、「実際に行動に着手する」、実はこれが意外なほど難しいこともあります。
永遠に行動に着手できない
頭では「行動しさえすればいい」とわかっているのに、いざとなると、「ちょっと気分転換してから」「気になる案件を片づけてから」「急ぎのメールに返信してからなどと言っているうちにあっという間に時間だけがすぎていき、「まあ、今日でなくてもいいか」「明日があるさ」となるわけです(私自身、何度も経験しています)。
実は、私たちには「今日」しかありません。待望の「明日」がくると、それは「今日」になってしまいます。だから、「明日」はある意味、永遠に明日なわけで、今日着手しない限りは、永遠に行動に着手できないのです。目標や夢があっても、結果的には行動に着手できないまま、1日、1週間、1か月と時だけが過ぎていくわけです。
では、どうしたら行動に着手できるのでしょうか? 実は、とても簡単なメソッドがあります。それが「仮行動」です。