ロッチのコカドケンタロウが振り返る貧乏時代「ファミレスで作戦会議をした」
お笑いコンビ「ロッチ」として人気のコカドケンタロウさん(42)が、2月19日より公開中の青春映画『あの頃。』で映画初出演。さえない日々を送る青年が、ハロプロにはまって、オタク仲間たちと出会い過ごした日々を見つめた作品で、コカドさんはオタク仲間のひとりを好演しています。
主演の松坂桃李さんをはじめ、仲野太賀さん、若葉竜也さんら、人気と実力を兼ね備えた俳優陣と共演した感想や撮影エピソード、また、コカドさん自身がロッチとして人気を得るまでの「あの頃」についても聞きました。
登場人物たちは「中学10年生」
――映画、とても良かったです。
コカドケンタロウ(以下、コカド):ありがとうございます、っていうか。なんだろう。ロッチのコントとかなら自分で作ってるから、お礼もストレートに言えるんですけど、なんだか不思議な感じです。
――出演者としての参加は感覚が違う?
コカド:違いますね。僕も出来上がりを観ましたけど、僕としてはただ「あの撮影をしたシーンがこうなるんだ」という感じで。みなさんがどこでどう反応してくれるのかとか、ほんと分からない(苦笑)。
――単純なキラキラ青春ものとはまた違うのが良かったです。
コカド:「中学10年生」というのがぴったりですよね。
生まれ育った阿倍野の話だった
――コカドさんの演技もとても自然でした。
コカド:ホントですか? 僕、演技なんてできないし、標準語も全くしゃべれないんですけど、今回は大阪の阿倍野という地域の話で、僕はそこで生まれ育ったので、このままのしゃべりでよかったんです。
――コントでお芝居もずっとしていますし、演技にも難しさはなかったんでしょうか。
コカド:いや、コントの場合は自分で作っていくうちにセリフが出来ていくので、なんなら作りながら覚えているんです。コント以外で脚本をいただいて覚える作業をちゃんとしたのは初めてだったので、大変でした。