結婚相手の美形バンドマンが「太ったモラハラ夫」に変わり果てた話
逮捕のストレスで太り始めてしまい
「彼も鬱憤が溜まっていたんでしょうね。逮捕の一件以来、両親と上手くいかなくて、慣れない農業も苦痛だったのかと。ストレスで太り始めて、あのヴィジュアルもすっかり落ちぶれてました」
もう、かつての王子様の面影はない。そこに残されていたのは……。
「言っちゃ悪いけど、ただのデブ。それに日ごとに私に対する注文というかモラハラの度合いが強くなってきました。それから積もりに積もって、私もストレスでだいぶ太りましたね。ユウトはそれを見るなり『俺は必死になって働いているのに、お前は自堕落に生きてるからそうなるんだよって』って。
で、私も『は? お前こそ自分の姿を鏡で見ろよ』って言い返しちゃって。それで完全にぶちギレて家中のものを壊して暴れました。刃物を振り回したり……。もう無理だと思って、一度実家に帰りました」
ついに反撃!修羅場の末に…
お互いに鬱憤が溜まり、しまいには爆発。別居から離婚まで秒読みの段階に入りました。
「実家に帰ってしばらくして、彼に『離婚届にサインをしてほしい』って連絡しました。自分1人で行くのも不安なので姉についてきてもらいました。案の定、彼は姉がいる手前では何も言えません。今思い出して思ったんですけど、終わりは早かったな(笑)」
外見で人を好きになることは悪いことではありませんが、その外見が時を経て変わっていくのは当たり前のこと。理恵子さんがこの体験を教訓にして、相手の本質にも目を向けられるようになることを願います。
<取材・文/目黒川みより イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>