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タレント・ゆうたろうが語る、SNSとの付き合い方「否定的な意見に向き合いすぎない」

暮らし

取材も楽しんでもらいたい

ツナガレラジオ

――ディジェは「はじめはやりたいことをやっていたのに、受けるかどうかを気にするようになって、変わっていってしまった」とも言っていました。そうしたジレンマはまだない?

ゆうたろう:僕は服だったり、メイクだったり、好きなことを発信していたら、たまたまフォロワー数が増えた。芸能界に入ってからは、ただ自分の好きを発信しているだけではだめ。需要と供給も考えるようになりました。

 ただ、それはマイナスというよりも、見てくれている人のことをより考えるようになったから。たとえば、今日も取材をいくつか受けているのですが、全部同じ服で受けるのは、自分のこだわり的な部分で嫌なだけじゃなく、記事を見てくれる方にも申し訳なく感じるので、タイミングを見て、出来るだけ着替えるようにしています。

――ご自身で考えて着替えているのですか?

ゆうたろう:取材によってリクエストがあったりもするので、自分の好きな服だけを好きなタイミングで着ているわけではありませんが、できるだけ見ている方に楽しんでもらいたいなと思って自分から着替えるようにしています。それが結果として、「いいね」の数に現れてくれたりするんです。

否定的な意見に向き合いすぎない

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――ただSNSは好意的な意見ばかりとはいきません。どう対処していますか?

ゆうたろう:僕はもともと自分に自信がなくて、SNSを始めた当初は顔出しもしていませんでした。でも、ちょっとずつ服を出したり、自分も出していったりした。そのうちに、2つとか3つだったものが、「いいね」が20個もついて。すごく嬉しくて、ちょっとずつ自信にもつながっていきました。

 だけど100人くらいのフォロワー数だったものが、だんだん大きくなればなるほど、当然肯定的な意見だけでなくなります。特に芸能界デビューしたばかりの17歳くらいのときには、否定的な意見も多く目に入りました。

――フォロワーが増えるのは嬉しいですが、大変なことも増しますね。

ゆうたろう:でも悲しいとか傷つくとかより、「こういうSNSの使い方をする人もいる」という驚きのほうが大きかったです。もし僕に全く興味がなくて、本当に嫌いだったら、アクション自体しない。これも僕への興味のひとつの形と思うようにしました。

 よくスルースキルが大事と言われますが、一旦受け止めて、寝たら忘れる。100人いたら1人は否定的な声もあるかもしれませんが、それに向き合いすぎるのは、いつも応援してくれている人たちに申し訳ないと思うんです。

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