28歳、新人AD時代の忘れられないミス「映像が完全に無音でした…」
失敗談を新人の教材として語っている
そんな柚木さんは現在、新人ADの現場指導をされています。自身が犯した大きな失敗も今では笑い話になると柚木さんは話します。
「研修がてら新人と仕事をすることも多いんですけど、失敗談も隠さず話すようにしています。後輩の緊張もほぐせるし、撮影時に音声が撮れているかを確認しないと大変なことになることも身をもって教えられるので、今ではある意味“鉄板ネタ”になってます。
ミスは誰にでもあることだと思うんですけど、こんな大失態をやらかした自分でもディレクターとして食っていけるようになりました。なので、若手には『簡単に辞めるなよ。俺のようにいずれは結果が出るから続けろよ』としつこく言ってますね」
仕事を覚え始めの頃のミスは誰にであるもの。思い出すのが恥ずかしい経験も、柚木さんのように仕事の糧に変えていけると良いですね。
<TEXT/小畑マト イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>
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