グラビア撮影で沖縄に。若手編集者がホテルの予約を忘れて…想定外の事態に
仕事での失敗は誰の身にも起こること。しかし、迷惑をかける人が多くなれば多くなるほどに気まずいものですよね……。今回は伊藤大介さん(仮名・28歳)が巻き起こした身の毛もよだつトラウマ体験をご紹介します。
グラビアの撮影で沖縄の離島に
都内の出版社に勤務する伊藤大介さんは、入社以来男性向け週刊誌の編集を担当していました。担当する企画はローテーション。この時はグラビアページの担当を割り当てられ、モデルおよび撮影チームのアサイン、ロケ地の選定と慌ただしく準備に追われていたそう。
「以前から目をつけていた若手女優がオファーを受けてくれたんです。これはチャンスだと思い、沖縄の離島ロケ企画を部内で通しました。与えられたスケジュールは2日間のみ。ロケ地唯一のホテルのスイートも幸い空いていて、ハイシーズンなのに奇跡だと歓喜しましたね!」
担当編集である伊藤さんは言わば幹事役。ページ構成を組む傍ら、各所への調整、旅行チケットの手配など、撮影当日まで息つく暇もないほど慌ただしい日々を送っていました。
そして、女優とそのマネージャーに、カメラマン、ヘアメイク、衣装などの撮影クルーを束ね、一路沖縄の離島へと飛び立ちました。
現地へ到着した矢先に起こった悲劇…
飛行機が着陸した瞬間、晴れ渡る空とあまりに青く澄んだ海の青さに“勝ちを確信した”という伊藤さん。予め抑えておいた大型のレンタカーに一行を乗せ、ホテルへと向かいました。そして、チェックインをしようとしたときに、まさかの悲劇が起こったのです……。
「ホテルのフロントスタッフから『予約されていない』と聞かされたときは、一瞬言われている内容が理解できませんでした(笑)。何度か同じやり取りを繰り返す中で、どうやら自分が空室確認だけを行い、部屋を予約していなかったらしいということに気が付いたんです。まさかですよね(笑)。一瞬にして血の気が引き、頭は真っ白になりましたが、後ろには女優と大荷物を抱えたクルーたちが待っている。どうにかするしかない状況でした」