無言のテレワークに要注意。口が開かない、老け口になるリスク
テレワークの姿勢が悪いと顎に違和感が
歯を磨いて出血があれば、歯周病のサインです。血液は歯周病菌の栄養素である上に出血があると、歯周病菌が悪性化して、急に歯周病は進行します。
歯周病の本当に悪い菌は歯にこびりついて、歯ブラシでは取れません。出血があったら、早めに歯科医院で治療を受けてください。
また、テレワークでは、PCを覗き込む時間が圧倒的に増えます。スマホを使う人も多いでしょう。姿勢が前かがみになると、下顎は不自然な位置になります。この状態が続くと、顎の関節や周りの筋肉を痛め、顎に「痛み」「コリ」「張り」の症状が出ます。
仕事しながら自宅でできるセルフケア
ムシ歯は、ダラダラ喰いをやめ、歯磨きを行うことで予防できます。歯周病は歯と歯の間や歯茎から始まるので、歯周病対策には歯ブラシはもちろんですが、歯間ブラシ、フロスなども使ってください。
口臭の原因の菌は舌苔(舌の表面の垢)に潜んでいます。舌ブラシで、舌の表面を軽く擦りましょう。舌の付け根から手前にブラシを動かすと、効果的に取れます。
また歯ブラシでのケアだけではなく、うがいも忘れずに。口の中の細菌の種類は約700種類で、細菌量は1000〜6000億個。歯ブラシで歯の表面をキレイにしても、細菌の70%しか取れません。
残りの30%は粘膜の表面にいますから、うがいで、残り30%の細菌を取り除いてください。殺菌効果が高い塩化セチルピリジウム(CPC)が含まれた洗口剤がオススメです。ムシ歯も歯周病も口臭も、歯科医院での定期的なプロケアを併用することが効果的です。