1500円で大満足。スーパー銭湯はテレワークの”超穴場”だった
同じ建物でしっかりめの食事もできる
昼頃になったので、2階にある「1010 Dining & Pub」に降りて、食事を摂ることに。こちらは食券制ではなく、窓口まで出向いて、直接スタッフの方に注文するスタイル。
食事はホットドッグやミックスナッツといったワンハンドメニューから、パスタやカレーなどのガッツリ系メニュー、さらにはドリンクメニューまで幅広く揃っていた。スタッフの方におすすめを聞いたところ、「隅田川ブルーイング3種飲み比べ」(980円)とのこと。風呂上がりで気分的にも盛り上がっていたのか、仕事中なのに飲み比べセットと、ナッツ類を注文してしまう。
提供されたメニューはどれも美味しかった。飲み比べセットのビールは、ホワイトビールからドイツ・ケルン地方のケルヒッシュスタイル、ビターホップを使用した黒ビールまであり、全部美味しかった。
家族連れとカップルで混みだしてきた
食事を終え、再び4階にあがって、コワーキング作業を開始しようとしたところ、いつの間にか、利用客がかなり増えている! ついに作業デスクが確保できなかったため、仕方なくビーズクッションに座って仕事をする。
仕事を始めるも、姿勢が悪いせいか、なかなか集中できない。ちなみに、エリア内にはビーズクッションで使用できるクッションタイプのパソコン台もあるのだが、この日は使用するのを失念してしまっていた。そのうちフロアに置いてある漫画を読みはじめ、ついそのまま寝入ってしまった。目が覚めたのは16時ごろだったが、この時間帯になると若者やら家族連れやらが大量にいる。まさかこんな急に人が増えるとは思っていなかった……。
フロアの一画にあるコワーキングスペースに移動すると、やっぱりデスクが残っていない。また、周囲に寝ている人も結構いたため、午後の時間帯では大声での会話は控えたほうが良さそうだ。仕方ないので、また床のビーズクッションに座って、集中して、この日の仕事を終わらせた。
この日は最大10時間まで滞在できるプランだったが、個人的には日曜日という家族連れやカップルが多い日だったこともあり、16時以降は作業スペースの確保に苦労してしまった。ただ、夜中から早朝までやっているので、遅めの時間帯に来れば、仕事ははかどると思う(それだとテレワークにはならないかもしれないが)。
また神田店の地下1階には女性専用の休憩スペースもあるので、女性客であれば、そちらを利用してもよい。とはいえ、この立地と値段で、お風呂に入ってさっぱりして、仕事できるのは有り難い限り。
昨今はワーケーションということでビジネスホテルや関東近郊のホテルに宿泊するプランもあるが、都心である23区にも「両国湯屋 江戸遊」(墨田区両国)、「天然温泉 平和島」(大田区平和島)、なごみの湯(杉並区荻窪)、「かるまる 池袋店」(豊島区池袋)などのコワーキングスペース付き銭湯がある。今後これらのスポットもテレワークスポットとして探っていきたい。
<取材・文/シルバー井荻>