女 VS 男、世紀の戦いの勝敗は?驚きの実話に米トップ俳優が挑む
あと一歩のところで夢破れたものの、FIFAワールドカップで日本代表の選手たちが戦う姿には胸が熱くなった人も多いはず。
そして、次なる熱い戦いは、7月2日に開幕したテニス4大大会のひとつであるウィンブルドン。
こちらも日本人選手たちの活躍が期待されているところですが、そんななか、いまなおテニス界に語り継がれている“世紀の一戦”を描いた映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』をご紹介します。
29歳女子 vs 55歳男性、勝つのはどっち?
1973年に、全世界9000万人の関心を集めたテニスの試合があった。それは、女子の現テニス世界チャンピオンで29歳のビリー・ジーン・キングと、男子の元世界チャンピオンで55歳のボビー・リッグスとの真剣勝負。
女子の優勝賞金が男子の8分の1だった男性優位主義の時代に、ビリー・ジーンは仲間とともに女子テニス協会を立ち上げていた。
一方、55歳になって表舞台からは遠ざり、妻に隠れて賭け事に溺れていたのがバレ、夫婦仲が危機を迎えていたボビーは、人生の一発逆転を狙うためビリー・ジーンに挑戦状を叩きつけることに。ついに、性差を超えて戦う2人の試合が始まるのだった……。
監督を務めたのはハリウッドのおしどり夫婦
本作の監督に指名されたのは、長編デビュー作『リトル・ミス・サンシャイン』(’06)で一躍脚光を浴びたジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス。実は、この2人は夫婦で映像制作をしている珍しいコンビとしても知られています。
今回はダニー・ボイルをはじめとする製作陣からのオファーで監督を務めることとなりましたが、男女の戦いを描いた本作だけに、男性と女性両方の目線から描くことができる強みがあるのは、デイトンとファリスならでは。
この作品の監督としてはまさに適役だったといえます。
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