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国立大卒28歳女性、コロナでパパ活業をやめられない胸の内

暮らし

相手の妻から電話でバレそうになる

 ところが1年経った頃に、知らない女性から、青山さんの携帯に電話がかかってきました。出てみると、なんと社長の妻からです。

「とっさに会社の従業員を装って『お疲れ様です』と挨拶をして、うまく切り抜けましたが、怖くなったのですぐに社長に連絡をいれました。すると社長は『おそらく妻は私のスマホをチェックしたに違いない』と。やりとりのLINEではへりくだった口調だったため、従業員という嘘をつき通すことができたと思います

 その一件が影響したのかどうか、くだんの社長と疎遠になってしまった青山さん。しかしさらに別の男性と契約を結びます。アプリには懲りていたため、今度は別のルートで相手を見つけたといいます。本人に聞くと、こともなげに「出会い喫茶(出会いカフェ)がきっかけでした」と語ります。

「2019年初めに用事で横浜に行ったときのことです。用事を済ませて電車で帰ろうとしたら、お財布を忘れたことに気づいたんです。そこで、近くの出会い喫茶に入りました。友人が使っていたことと、リフレッシュしたかったからです。ところが、免許証や保険証などの身分証明書を持っていなかったので、入り口で追い出されてしまったんです。諦めて帰ろうとすると、後ろから声をかけてくる男性がいたのです」

ずん飯尾似の男から「月20万円の支援」

愛人

 男性は40代後半のエネルギー系の大企業に勤めるサラリーマン。青山さんから事情を聴くと食事に誘ってくれて、さらにお小遣いまで渡してくれたそうです。お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんに似ている“癒やし系おじさん”タイプだったため、青山さんはリラックスして、次回の約束に応じたそうです。

「男性はバツイチで独身。2度目に会った時に、長期的な契約をもちかけられました。条件は月2回で20万円でした。高額のようですが、朝起きたら『おはよう』、帰宅すると『おかえりなさい』、就寝前は『おやすみなさい』と、毎日LINEで連絡することも含まれていました」

 正直とても面倒な約束事のように見えますが、背に腹は代えられないため我慢したそうです。当時、青山さんにはなんと婚約者もいたとか。

「彼と結婚するまでの間のバイトと割り切っていました。今年2020年3月に私が今の会社を退職して、4月には東京に引っ越して、彼と同居しつつお店を手伝って、秋にでも結婚する予定でした。それが、彼のお店がコロナで大打撃を受けてしまって、退職してからほぼ無収入になったんです

 コロナの影響で、彼が都内で経営する飲食店の売り上げが激減。結婚も延期になってしまったので、愛人業を続行しているといいます。

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