家電芸人に聞く「2020年ベストバイ」加湿器の正しい選び方も
個人的ベストバイは電動自転車
また、コロナ禍で満員電車を避けるために自転車通勤に切り替えた人も多い。かじがやさんもパナソニックの「EZ」シリーズの電動アシスト自転車を購入し、今年はかなり重宝したらしい。
「自転車は持っていたんですが、「EZ」はパナソニックが十数年前にBEAMSとコラボして作ったモデルで。パナソニックから新しいモデルが継続的に発売されているんです。中にはパーツとか交換している人とかもいて、カスタム性が高いところがちょっとおもしろそうだなと思って買いました。
電動アシスト自転車は坂道とか関係ないので、お手軽なバイクが手に入ったみたいな感覚です。すごく行動範囲が広がるし、とにかく公共交通機関をあまり利用したくなかったので、かなり重宝しましたね。BMXっぽいデザインもオシャレです」
定価で約12万円と聞くと正直気が引けるが、長距離で使う用の自転車と街乗り用の自転車では走り心地なども変わってくるため、使用シーンをイメージして商品を検討することがポイントになるようだ。
「アウトドアなどで使われるマウンテンバイクに電動モーターがついている『e-bike』といわれるタイプと、信号などでよく止まる街乗り用だとパワーの出し方が違うんですね。『EZ』はどちらかというと街乗り用。踏み出しが早いのが特徴ですね」
ソーダメーカーで家飲みが充実
外出を控える必要もあったので家飲みの機会が増え、以前よりも炭酸水の消費量が増えたという人も多いかもしれない。そんな人におすすめしたいのが、若手ビジネスマンにはやや値が張るかもしれないが、家庭で簡単に炭酸水を作ることができるソーダメーカー(炭酸水メーカー)だ。
「AARKE(アールケ)という会社の『Carbonator II』という商品で、CMでよく見かけるソーダストリームと同ジャンルで、レバー引くとそのままガスを水に注入して炭酸水が作れるんです。ソーダストリームのガスシリンダーも使え、汎用性の高さも魅力です。家飲みがとにかく充実しますし、電気が必要ないので、アウトドアでも使えます」
一見するとビールサーバーのようなスマートなデザインで、好きなだけフレッシュな炭酸水が作ることが可能。価格は2万円台後半となかなかだが、毎回市販のペットボトル炭酸水を買うよりもコスパも良さそうだ。
「シンプルにレバー引いて一定まで炭酸が入ったら音が鳴ってレバーを戻す仕組みで、それを2回、3回と繰り返すことで炭酸の強さを調節できます。僕はハイボールを毎日飲むんですけど、用途がしっかり見えているんだったら、買って損はないかなと思います」