「ahamo対抗プラン」の登場はもう少し先

デジタルネイティブ世代をターゲットにしている（画像は12月3日のahamo発表会）

　12月3日にドコモが発表した新プラン「ahamo」は、「データ容量20GBで月2980円、5分以内の国内通話無料」という非常にインパクトの大きいものだった。

　今回のauの新プランは、ahamoのように料金を抑えたい人向けというよりは、従来からauが提供している5Gプランの選択肢が増えたものと考えるのが妥当だろう。とはいえ、今後は携帯電話各社から、「ahamo対抗」を意識したプランやサービスが登場してくるだろう。

　すでに新たな施策を発表している携帯会社もある。たとえば格安SIMの日本通信は、「ドコモへの対抗プラン」とはっきり銘打った月額1980円のプランを発売。現在のデータ容量は16GB、ドコモ新料金プランのサービス開始日以降は20GBとしている。またKDDIは、auからサブブランドのUQモバイルに以降する場合の手数料を無料にすることを発表した。

　2021年3月のahamoスタートの時期までの間に、この他にもさまざまな新プランを各社が出してくることが予測できる。携帯料金をお得にしたい人は、それらが出そろってから利用するサービスを選ぶのが賢明だろう。

＜TEXT／酒井麻里子＞