7万円のコートを贈ったら「返却してこい」。26歳OLが経験した地獄のクリスマス
せっかくのプレゼントを「返してこい」
「怖い顔で、『これ、いくらしたの?』って聞かれたんです。『何でそんなこと聞くの?』と言ったら、『このブランドの服なら、だいたい10万円弱はする。金もないくせに、バカみたいな無駄遣いするな。返却してこい』って言われて……。まさかそんなことを言われるとは思わず、驚きすぎて何も言い返せませんでした」
一生懸命選んだプレゼントなのに「返却してこい」と言われた友梨佳さん。ショックのあまり、彼の前で泣き出してしまったそうです。
「給料が少ない私のことを、彼なりに心配してくれていたんだとは思います。でも、せっかくのプレゼントなのにそんな言い方ひど過ぎる……と思ったら涙が出てきてしまって。泣く私を見て、溜め息を連発する彼。あの時は本当にツラかったです」
結局「好きになれなかった」と振られた…
それでも一途に彼を思い続けた友梨佳さんでしたが、付き合ってから1年半ほどが経った後「やっぱり君のことはあまり好きになれなかった」と言われ、振られてしまいます。1年以上も付き合ったのに、あまりにも辛辣な別れの言葉……。
「当時はかなりショックでした。でも、2年も経てばそれもまた良い思い出……と、最近までは思っていたのですが…」
突然表情が険しくなる友梨佳さん。どうやら、ここ最近、彼が友梨佳さんの友人をしつこくホテルに誘っているという話を聞いたそうで。
「友人からの相談で判明したのですが、本当に気持ち悪いと思いました。もう愛情なんて微塵もないので、私が持っているLINEのスクショとか、寝顔の写真とかをネットに晒してやりたいですね。彼、そこそこ有名人なので、そこそこ炎上すると思います」
恋の炎は消え去り、いまは彼自身に“火”をつけようとしている友梨佳さん。今年も寒い12月25日がやってきますが、果たして彼女の心は元彼の炎上によって温まるのでしょうか……。
<TEXT/渡辺ありさ イラスト/田山佳澄>