25歳女性が「僧侶」になった理由と、同世代に言いたいこと
忙しい現代社会に伝えたいこと
妙晶さんは、現代の若者と高齢者の間で起きている対立を深刻に受け止めている。
「日々、高齢者と接している自分としては、世代間の対立はとても悲しく思います。今の私たち若者がここに存在するのは、上の世代の努力があってこそです。自分もいずれ歳を取るのだと認識した上で、若者のお年寄りも安心して暮らせる国を作ることが大切だと思います」
最後に、忙しい現代社会に生きる我々にメッセージをいただいた。
「今の20代、30代には、自分たちが歳を取ったとき、生き生きとしたお年寄りでいられるような社会を作ってほしいと思っています。これは未来がある若者にしかできないことです。日々の仕事の中でも、短期的な視野だけでなく、将来の自分が幸せでいられるような長期的な視野で仕事ができれば、それは社会をより良くする仕事だと思います」
<取材・文/江連良介>