『ひよっこ』女優・松本穂香「狂人やコメディ、いろんな役に挑戦したい」
連続テレビ小説『ひよっこ』のメガネっ子や、au「意識高すぎ!高杉くん」シリーズなどで注目を集める女優、松本穂香さん(21)。彼女が出演する映画『世界でいちばん長い写真』が公開中です。
誉田哲也の小説を基に、世界で一番長いパノラマ写真が撮れるカメラに出会った青年・宏伸の青春を映し出す本作。
松本さんが演じるのは、主人公が所属する写真部の委員長・三好さん。クライマックスで観客の感動を後押しする重要な役を好演しています。
本作はもとより、ヒロイン役に抜擢された7月スタートの注目ドラマ『この世界の片隅に』や、影響を受けた作品についても聞きました。
基本的に、人についていくタイプです
――ステキな青春映画でした。最初に脚本を読んだとき、演じた三好さんの印象を教えてください。
松本穂香(以下、松本):全体的にすごく爽やかで、押し付けがましさのない気持ちよさを感じました。三好さんはすごくしっかり者で、なんでもはっきりとものを言える子です。
一方で、私はどちらかというと高杉(真宙)さんの演じた主人公の“のろぶ”(宏伸のニックネーム)に近い消極的なタイプなので、のろぶに共感して、すごく勇気をもらえるストーリーだなと思いました。
――松本さんも、今回の三好さんや、auのCMで見るしっかりした性格かと思いました。
松本:しっかりできる場面もあるとは思いますけど、でも基本的に人についていくタイプです。学生時代は特に、人に指示を出したり、人の前に出てということはなかったですね。
――そうなんですね。三好さんは、しっかりはしているけれど、女の子としては素直な表現ができなくて、かわいいなと思いました。
松本:不器用ですよね。のろぶのことが好きで、自分自身でもその気持ちに気づいてるんだけど、自分はこういうキャラだからみたいになっちゃって。恥ずかしくて、かわいくない女の子になっていっちゃう。
でもそこが三好のかわいらしさなのかなと思いますし、彼女は誰に対してもまっすぐ。のろぶのことも好きだから、ダメなところはダメだという。そういうまっすぐさがステキだと思います。