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ユニクロ・2020年のヒートテック、下着でなくシャツになる2枚をプロがレビュー

暮らし

1枚で着ることを想定した「超極暖」

ヒートテック

ヒートテックウルトラウォームクルーネックT(筆写近影)

 一般的なヒートテックの約2.25倍暖かいと言われる「超極暖」。そのカラクリはポリエステル糸を細くすることで、暖かさはそのままに生地を薄くできたそうです。2020年に発売された超極暖の新作「ヒートテックウルトラウォームクルーネックT(長袖・超極暖)」は、シルエットを見直し、1枚のカットソーとしても着用可能にアップデートされています

 確かに通常左下に配置されるヒートテックタグは見当たりません。実はこれがカットソー代わりに着るために欠かせない必須条件なのです。また、先ほど紹介した「ヒートテックコットンクルーネックT」に比べ、生地に厚みがある超極暖だからこそ、真冬のダウンジャケット用インナーとしてヘビロテできるかなと思います。

 懸念点は、生地の表情がポロシャツの「鹿の子編み」を連想させるため、好みが分かれるところはあります。が、さほど問題はないはずです。たとえば、全5色あるうちの「ダークグリーン色」を選べば、ミリタリー風のやんちゃでこなれた雰囲気に仕上がりそうです!

 これまでの下着という位置づけからカットソー代わりに着られるようになったユニクロのヒートテック。インナーの厚みによって合わせるアウターの種類が変わりますので、その点を意識しながらコーディネートを考えましょう。

<TEXT/服のコンサルタント 森井良行>

株式会社エレガントカジュアル代表取締役。’79年 千葉県出身。のべ4600人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント。公式サイト「エレカジ」、著書『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』が発売中。YouTubeは「モテるファッションちゃんねる
Twitter:@elegant_casual

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