新型 iPhone12 シリーズで買うべきは?miniは日本人向けか
iPhone 11も安くなったが…
2019年発売のiPhone 11は、ニューモデルの登場を受けて価格が改定された。以前の価格から1万円引きされて6万4800円〜(税別)と、iPhone SEの価格に近づいている。iPhone 12はもちろん、iPhone 12 miniと比べてもなお安い。
搭載しているCPUはiPhone SEと同じだが、タッチパネルのサイズが大きいので、iPhone SEの画面を「小さい」と感じる人には選択肢になるだろう。iPhone SEにはないデュアルカメラ搭載もセールスポイントだ。
とはいえ、iPhone SEとiPhone 12シリーズに挟まれて、立場は微妙である。今回の値引きは“在庫処分”の意味合いが強く、2020年の秋にあえて選ぶべきモデルとは言いがたい。もう少し安ければ話は別だが。
現行iPhoneはいつまで使えるのか
iPhoneを買い換えるにあたって気になるのが、手元のiPhoneでOSアップデートがいつまでできるかという点だ。
現在最新のiOS 14に対応しているのは、iPhone 6s/6s Plus(2015年)とiPhone SE(2016年)以降のiPhoneシリーズ。来年リリースされるiOS(おそらくiOS 15)では、iPhone 7(2016年)よりも古い機種はアップデート対応外になると見込まれている。
つまり、iPhoneを最新OSで使い続けられる最長期間は約6年間だ。6年間も使い倒すのは欲張りだとしても、3〜4年おきの買い替えサイクルで回すことができれば経済的である。
どのタイミングで最新機種に乗り換えるかは難しいが、とりわけ日本の都市部のユーザーにとっては、小型の「mini」がラインナップに加わった今こそが絶好のチャンスだろう。
<TEXT/ジャンヤー宇都>