仕事を辞めたい若手社員は「脱マイナス思考」を身につけよう
6月も終わり新しい職場や環境にも慣れてきてそろそろ不満が出てくるもの。「同期が突然、会社をやめてしまった」なんて、突然の退職を嘆く20代ビジネスマンの声が現場で上がっています。
果たして20代ビジネスマンが「仕事を辞めたい」と思うのはどんな瞬間なのでしょうか?
たとえ給料が良くてもあっさり転職
モチベーション改善カウンセラーとして労働問題に取り組む亀井大和さんに話聞きました。
まず亀井さんは「表面上、上司に怒られたことが原因で辞めたように見えても、じつはその真意を探ると、別の原因がある場合も多いです」と指摘したうえで、
「若者のみなさんは“自分を満たす場”でないと感じたら、たとえ給料が良くても、働きやすいホワイト企業であっても、あっさり会社を去っていくのです」
と断言。終身雇用が崩壊した現在では、職場の不満に耐えることにインセンティブがなく「売り手市場での就活経験もあり、“やりがい”を求める姿勢に拍車がかかっている」とも。
若手社員がやりがいを見つけるには
仕事で食えるだけでは不十分。やりがいを求める若手社員たち。しかし、すべての人が仕事でやりがいを見つけるのは至難の業なのでは。悩める若手社員に、亀井さんはこうアドバイスします。
「純粋に“物質”としてのお金を欲している人は、ごく少数ではないでしょうか。実際には、そのお金を使って、行きたい場所や、買いたい物というのがそれぞれあるはずです。
自分はお金を手にして何がしたいのか、それをすることで自分の人生がどうなるのか。ここをしっかり見つめると、あなたなりのやりがいにつながると思います」
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