「Amazonプライムデー」が今夜開催。買うべきお得な商品は?
とにかく安いFireタブレット
Amazonが販売している格安のタブレットがFireシリーズだ。AndroidベースのOSを採用しているが、Google Playではなく「Amazon アプリストア」からアプリをインストールするようになっている。カジュアルユース向けで、少し癖のあるタブレットである。
一番のオススメはFire HD 10で、フルHD以上の解像度を持つ液晶ディスプレイを搭載しながら、定価1万5980円というスグレモノ。すでにiPadの半額以下だが、過去のタイムセールでは4000〜5000円の値引きが行われており、約1万円という安さで手に入った。今回のプライムデーでも、一番の目玉はこれになるだろう。iPadほどの処理能力はないが、枕元で動画や電子書籍を見るのが目的ならば十分な性能である。
頻繁に持ち歩くのなら、より小型のFire HD 8やFire 7のほうがいい。Fire HD 8の定価は9980円、Fire 7は5980円という驚きの安さで、これがさらにプライムセールで1000円以上値引きされる。ただし、内部パーツの古いFire 7に限っては、モデルチェンジを待ったほうがいいかもしれない。なおFireシリーズでは、インカメラを使ってZOOM会議に参加することもできる。とはいえカメラの画質は悪く、ZOOMの「バーチャル背景」機能にも対応していないので、これに関しては多大な期待をすべきでない。
メーカー品が安くなるのが魅力
値引きされるのはAmazonブランドの製品だけではない。「プライムデー」を含めた各種タイムセールの強みといえば、一眼レフカメラやドローン、スポーツ用品などメーカーによって性能が大きく変わるアイテムを安く買えることである。
Amazonと提携し、サイト内に「ストア」を持っているメーカーは多い。わけてもAnkerやAukey(ともにスマホ向けサプライの大手)など、Amazonを主な販路としているブランドの商品は、各種タイムセールで対象に選ばれやすい傾向にある。したがって、高性能のモバイルバッテリーや窒化ガリウム素材を利用した小型の電源アダプタが必要ならば、このプライムセールは良い機会になるのではないかと思う。
セール商品としてすでに発表されているものには、Appleの「AirPods」(無線イヤホン)や、TP-LINKのWi-Fiルーターなどがある(執筆10月9日時点)。これ以外にも、DellやLG電子製の4Kディスプレイなどが値引きされる可能性が高いのではないかと筆者は読んでいる。