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シソンヌじろう、芸人になったのは「世間の正当な判断を仰ぐため」

暮らし

どれだけ徳を積むかの日々

甘いお酒

――今ではご自身の生んだキャラクターが映画にもなりました。じろうさんが人生の指針にしていることがあれば教えてください。

じろう:僕、神様信者なんです。といっても漠然とした神様ですが、いいことをすれば、絶対に見てくれている。だから、どれだけ徳を積むかの日々です。逆にいえば悪いことをしても見られていると。

――佳子さんがモノに話しかけて大切にしている感じも、徳を積むことに通じそうですね。

じろう:そうですね。僕もモノにはよく話しかけます。ああいう感じはそのまんま僕ですね。読者の社会人の方とかはお忙しいと思いますし、野心も持って生活されていると思いますが、こういう映画を見て、佳子さんを見て、お金を稼ぐことと別のところにも、こういう幸せってあるんだなと思って。他人への優しさを持ったうえでお金を稼いでいってほしいです。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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(C) 2019 吉本興業

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