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「野菜生活100」の疑問をカゴメに聞く。本当に必要な量を補える?

ビジネス

素材の味わいを活かして味を作る

カゴメ

ベリーサラダ、マンゴーサラダ、アップルサラダなどの種類も豊富

 味づくりに気を遣う一方、巷では「本当に必要な野菜摂取量を補えるのか」「甘くて飲み易いので砂糖や甘味料を使っているのでは」という声も見られる。カゴメの出す野菜飲料は実際のところはどうなのだろうか。

「まず栄養摂取についてですが、生野菜の栄養素がまるまる入っているわけではありません。なので、野菜飲料だけ飲んでいれば生野菜を摂らなくてよいわけでは決してなく、あくまで不足しがちな野菜を補うためにうまく日常生活に取り入れるのがいいでしょう」

 気になる添加物事情については「果物由来の香料などは入っているが、甘味料や砂糖は使っていない」と強調した。

「長年培ってきた野菜と果実をバランスよくブレンドする技術で『家族みんなでおいしく飲めるフルーティーな味わい』を目指しています。発売当初から25年間で10回ものリニューアルを行なっており、これからも野菜本来のおいしさを引き出し、一人でも多くの人の野菜不足解消の一助となれるよう、商品開発を行っていきます」

 また、野菜飲料で野菜を摂取するメリットについては次のように話した。

β-カロテンなどの栄養素に関しては、ジュースなどの加工品にして飲んだほうが体内での吸収率がアップするので、効率的に栄養摂取できます。野菜飲料の値段に関しても、世界中の農家から野菜を調達しているため、生野菜の値段の高騰に左右されにくいこともメリットと言えます」

野菜飲料を使った無水カレーも

 カゴメの社員は、日常生活の中でどのように野菜飲料を取り入れているのだろうか。おすすめは「朝に野菜飲料を摂ること」だという。

「忙しい朝はばたついていて、なかなかサラダが用意できない。そんな時に手軽に飲める野菜飲料は補助的な手段として重宝すると思います。また、朝は野菜摂取量が少ないという調査結果もあり、1日の始まりに野菜飲料を摂るのがおすすめですね」

 加えて、単に野菜飲料を飲むだけでなく、さまざまなアレンジの仕方についても教えてくれた。

「『野菜生活100』をマグカップなど別容器に移して電子レンジで温めて、HOT野菜生活100がおススメです。そのまま飲んでも、しょうがやジャムなど、お好みの食材を加えてもよく、寒い季節にぜひ試してみてください。

 また、『野菜生活100』以外の野菜飲料は料理にも活用できます。カレーを作る際、水の代わりに『野菜一日これ一杯』や『トマトジュース』を入れて煮ると、野菜の旨味が味わえる無水カレーができます。野菜飲料の原料は“野菜”だからこそ、果物系の飲料よりも料理に適しているんですね。野菜飲料は色々なメニューに応用できるのも魅力のひとつだと思います」

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