「コロナなんて風邪!」LINEで夜遊び自慢する友人に、まさかの代償が
SNSに投稿して喜んでいたら…
しばらくするとRさんは、福井さんにLINEしていたような内容をTwitterやインスタグラムなどのSNSに投稿するようになったのです。もちろんマスクなしで遊ぶ写真を添付していたため、何度かSNS上で福井さんは注意をしました。
「見る人が見たら不快になる内容でしたし、炎上してもおかしくない内容でもあったので注意したんですが、やっぱり聞く耳持たずで。共通の友人もSNS上で注意しているのを見かけましたが、効果なしって感じでしたね。そこから彼のSNSをしばらく見ないようにしていました」
遊び歩いていること、「コロナは風邪」という発言などを投稿しては、同じ考えを持つ人から同意の旨の返信が来ることに嬉しそうな様子だったRさん。呆れた福井さんや共通の友人は徐々に離れていったのです。
SNSが炎上、住所が晒され、会社にもバレて…
そしてある日、ついにRさんのSNSは炎上してしまいます。さらにとあるメディアにも取り上げられてしまい、ついには住所も特定され、会社にも一連の投稿や行動がバレて大問題になってしまいました。
「僕は炎上した直後くらいに友人に教えてもらってSNSを見たんですが、自粛でいろいろなことを我慢している人のヘイトが向いてしまったようで。彼の自業自得でもあるのですが、関係のない誹謗中傷をする人もいてさすがに気の毒になりましたね」
個人間のLINEをそこまで糾弾するほうも異様ですが、それだけ日本社会はピリついているのでしょう。
結局、それ以降、RさんはSNSを全てやめ、会社でも肩身の狭い思いをして過ごしているそう。LINEで友人へ連絡することも会社から控えるよう言われたようで、福井さんへの連絡が送られてくることもなくなってしまいました。
「コロナを怖がらなかったことではなく、コロナを怖がる人をバカにしたことが1番ダメなところだったんでしょうね。誹謗中傷で傷ついたりはしてほしくないですが、自分の行動が招く結果を考えてくれたらなと思います」
<TEXT/つる>